国後島の西海岸にある柱状節理の岬は、メンデレーフ火山の玄武岩が積層してできた高さ40~50メートの美しい断崖で、5角や6角の柱状節理がはっきりとしています。この岬は、そのユニークさと景観の美しさから、観光客に人気のある場所です。国立自然保護区「クリルスク」の保護区内にありますが、特別な書類や許可証を取得することなく、個人で岬を訪れることが可能です。エコロジカルパスの途中には天然温泉があり、ミネラルウォーターに浸かったり、泥パックに入ったりすることができます。岬のもうひとつの見どころはサケの産卵で、滝や急流、小川を伝って産卵場所に向かうサケを何時間もかけて観察することができます。